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柔道整復師と理学療法士の違いを
ご紹介します!

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ご紹介します!

公開日 : 2022年03月07日

柔道整復師と理学療法士は、ともにケガへの対処を行う職業として知られています。
どちらもケガの回復をサポートできるため、今後もさまざまな職場で必要とされるでしょう。

柔道整復師と理学療法士はケガに対応する医療職として共通点が多いですが、その一方でさまざまな違いも見受けられます。
違いを把握することで、自分が柔道整復師と理学療法士のどちらに向いているのかを確認し、将来の進路を具体的に考えられるようにしていきましょう。
こちらでは柔道整復師と理学療法士の違いについて、必要資格や仕事内容などの観点から解説します。

柔道整復師と理学療法士に必要な資格の違い

柔道整復師と理学療法士は、就職時にそれぞれ専門の国家資格が必要です。

資格取得の流れなどは共通していますが、取得するべき資格や合格率などに違いがあるので、事前にチェックしておきましょう。

柔道整復師になるには「柔道整復師資格」が必要

柔道整復師になるには、国家資格の「柔道整復師」が必要です。

柔道整復師国家試験を受験するには、文部科学省や厚生労働省が認定している養成学校で柔道整復師について3年以上学ばなければなりません。

大学なら4年、短大・専門学校なら3〜4年の時間を勉強に費やし、柔道整復師として働けるスキルを身につけます。

 

柔道整復師の国家試験合格率の全国平均は、大体60〜70%程度です。

最新の令和3年(2021年)の結果は、以下の結果になっています。

 

<令和3年:第29回柔道整復師国家試験の結果>

 

合格率:66.0%

 

合格基準

  • 必修問題の配点は1問1点、全50問中の得点が総点数の80%以上、かつ40点以上が合格
  • 一般問題の配点は1問1点、全200問中の得点が総点数の60%以上、かつ120点以上が合格
  • 上記2点の合格基準をクリアする

 

理学療法士になるには「理学療法士」が必要

理学療法士になるには、国家資格である「理学療法士資格」の取得が必要です。

国家試験を受けるには理学療法士の所定科目を学べる養成学校に3年以上通い、卒業することが条件となっています。

4年制大学、3年制短期大学、3〜4年制の専門学校などが選択肢になり、理学療法士として必要なスキルの獲得を目指します。

 

理学療法士の国家試験は毎年行われていて、合格率の全国平均はだいたい70〜90%程度です。

例えば令和3年(2021年)の結果を参考にすると、以下のようになっています。

 

<令和3年:第56回理学療法士国家試験の結果>

合格率:79.0%(うち新卒者は86.4%)

合格基準

総得点:165点以上/275点

実地問題:41点以上/117点

 

柔道整復師と理学療法士の仕事の違い

柔道整復師と理学療法士は、仕事内容に違いがあります。

具体的な違いについて、以下で解説します。

 

柔道整復師は「外傷の治療」、理学療法士は「リハビリ」を専門とする職業

柔道整復師は理学療法士とは違い、外傷の治療を主な仕事内容とする職業です。

骨折、ねん挫、打撲、脱臼などの外傷に対して、手術や投薬を行わない整復や固定といった治療を行います。

 

一方で理学療法士は、ケガなどによって身体機能が低下した人に対して、動作練習や歩行練習による回復、維持、向上を図るのが仕事です。

個々の症状やケガのステージに合わせてリハビリを行い、計画的に社会生活への復帰をサポートします。

 

上記のような仕事内容の違いから、柔道整復師は「外傷の治療」の専門家、理学療法士は「リハビリ」の専門家として活躍できます。

 

柔道整復師は自己判断で診断・治療を行える

柔道整復師は、医師以外で外傷治療を自己判断によって行える唯一の職業です。

骨折や脱臼など業務範囲内の外傷であれば特別な許可を必要としないので、早急にケガへの対処を行えます。

直接的な医療行為ができることから、近年はスポーツトレーナーなどの職業に就いて、スポーツ現場で選手のサポートや応急処置を行う柔道整復師も増加傾向にあるのが特徴です。

今後も外傷治療において特別な資格を持つ柔道整復師は、活躍の場を広げていくことが予想されるでしょう。

 

理学療法士は医師の指示を受けて治療を行う

一方で、理学療法士は医師の指示の下、治療を行うのが基本です。

医師や各診療部門から提供された理学療法の内容を基に、患者様の状況を評価して具体的なリハビリのプログラムを計画します。

理学療法士個人の判断で治療や施術は行えないため、病院内などで医師や看護師と連携して仕事をするのが一般的です。

柔道整復師と理学療法士の勤務先の違い

柔道整復師と理学療法士は、勤務先にも違いがあります。

一般的に柔道整復師は整骨院、整形外科、介護関係の施設、企業の福利厚生サービス、スポーツトレーナーなどへの就職が検討可能です。

柔道整復師は自己診断で施術が行える関係から、多くの業務を担当できるため仕事の幅も広がります。

 

理学療法士は、病院、医療福祉施設、介護施設、身体障害者福祉施設、児童福祉施設、などに勤務できます。

しかし、日本理学療法士協会によると半数以上の理学療法士が、病院に就職しています。

理学療法士の一般的な就職先としては、やはり病院が選ばれやすいでしょう。

 

柔道整復師は独立開業が可能

柔道整復師は理学療法士と違って、独立開業が可能です。

自分で整骨院を持てるので、ライフスタイルに合わせた働き方が実現できます。

自分の治療院であれば定年を気にしないで仕事ができるため、就職するよりも長く柔道整復師として働けるのも魅力です。

柔道整復師は、医師や歯科医師以外に開業ができる貴重な職業なので、将来的に独立することもキャリアプランに組み込んでみましょう。

まとめ

柔道整復師と理学療法士は、それぞれに独自の特徴を持つ職業です。
どちらを選ぶかで働き方や仕事内容は大きく変わるため、自分に向いている方を見極める必要があるでしょう。
ただ、今は『チーム医療』という考え方が一般的になり、時には同じ現場で活躍することも考えられます。そのため、お互いの仕事について理解しあうことが大切です。

名古屋医健スポーツ専門学校では、+αの知識や技術を身に付けられる多職種連携教育を取り入れており、医療人としての視野を広げられます。その一環である『選択ゼミ』を受講することで、所属していない学科の先生からの授業を受けることも可能です。

そしてまだ将来の夢が決まっていないのであれば、一度オープンキャンパスに参加してみましょう。体験授業などを通し、資格の違いを実感できる機会です。資料請求をすれば最新の日程が分かりますので、是非行動にしていきましょう。

この機会に柔道整復師と理学療法士にどのような違いがあるのかを確認し、将来的な進路を決めてみてはいかがでしょうか。

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