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リハビリを担う3つの職種の
特徴について説明します!

リハビリを担う3つの職種の
特徴について説明します!

公開日 : 2023年02月13日

リハビリはケガ・病気・老齢などによって心身に障害を抱えた患者さんに対して、社会生活を営むために必要な機能水準の達成などを目的に実施されるものです。リハビリによって心身の回復を進め、患者さんがこれまで通りの生活を取り戻す手伝いをする職業の需要は年々高まっています。

そんなリハビリを担う職種には、一般的に3つの種類があります。それぞれの種類には特徴および役割があり、患者さんに合わせて必要なリハビリプランや訓練方法を提案するのが仕事です。

本記事では、リハビリを担う3つの職業について解説します。どのような仕事の種類があるのかを、この機会に把握してみてください。

リハビリを担う3つの職種とは?

リハビリを担う3つの職業とは、「作業療法士」「理学療法士」「言語聴覚士」を指します。これら3種類の職業はリハビリ業務を担当する点では共通していますが、その仕事内容や必要なスキルは大きく変わるのが特徴です。そのためリハビリ関係の仕事に就きたい場合には、作業療法士・理学療法士・言語聴覚士について深く知り、自分がなりたい職種を明確にする必要があるでしょう。

まずは作業療法士・理学療法士・言語聴覚士のそれぞれの特徴について、以下で解説します。

 

①作業療法士

作業療法士とは、身体的な障害と精神的な障害の両方をケアできるリハビリ職です。さまざまな「作業」を通じて患者さんと社会を結び、日常を充実させつつ心身のリハビリを行います。

作業療法士は、「基本的動作能力」「応用的動作能力」「社会的適応能力」の3種類の機能の改善および回復を目指すのが特徴です。それぞれの領域においては、具体的に以下のような作業でリハビリを実施します。

・基本的動作能力:運動、感覚、知覚、精神、認知といった心身の基本的な機能を指します。ケガや病気によって低下した各機能の回復・維持を目的として、患者さんごとに合わせたリハビリプランを提案します。
・応用的動作能力:食事や家事といった、日常生活に求められる機能の回復・維持を目指す領域です。患者さんが自力で生活できるように、基本的な動作からリハビリとサポートを行います。
・社会的適応能力:地域社会への参加や患者さんが臨む就学・就労を支援し、生活を充実させつつリハビリを行います。患者さんが考える自分らしい生き方を実現するために、必要な作業や訓練方法を指導するのが作業療法士の役割です。

上記のように、さまざまな領域において適切なリハビリを行うのが作業療法士の仕事になります。リハビリの方法には日常の動作訓練(歩行など)に加えて、手芸や工作活動などさまざまな作業を取り入れるのが特徴です。その他、ゲームやレクリエーションも積極的に活用し、患者さんが楽しみつつリハビリに参加できるように支援します。

 

②理学療法士

理学療法士とは、ケガや病気などで身体に障害のある人および障害が発生する可能性がある人に対してリハビリを行う職種です。座る・立つ・歩くといった基本動作能力の回復や維持、障害の悪化の予防を目的に、身体を直接動かす「運動療法」と、電気や温熱を利用して治療を行う「物理療法」を活用して支援を行います。

理学療法士は基本動作以外にも、関節の可動域を拡大させる、日常生活を過ごす上で必要となる筋力の強化、身体の痛みを軽減するといった目的のためにリハビリを実施します。作業療法士のように精神面のリハビリを行うことはありませんが、その分、より身体のリハビリに特化した職業だと言えるでしょう。

 

③言語聴覚士

言語聴覚士とは、発声・発音・聴覚・言語・認知などの機能に障害がある人を対象にリハビリを実施する職種です。言葉を使ってコミュニケーションが取れない・意思疎通がしづらい人の心身のケアを行いつつ、日常生活が快適に過ごせるように訓練を行います。

言語聴覚士は失語症や聴覚障害など、さまざまな理由で言葉を話しづらい人たちのリハビリを担当します。その原因や症状を正確に把握した上で、個々の患者さんに合わせて最適な支援を行うのが役割になるでしょう。言語聴覚士は人工内耳や補聴器の調整なども行えるため、普段から補助器具を活用している患者さんのサポートも可能です。

また、言語聴覚士は子どもの成長過程における「ことばの発達の遅れ」に対して、具体的な解決策を提示する仕事でもあります。言葉を発することが難しい、言葉を覚えることができないといった小児患者の支援も、言語聴覚士が担当します。

その他、言語聴覚士は嚥下機能が低下した高齢者のリハビリも仕事になるのが特徴です。食事を上手く噛めない、スムーズに飲み込めないといった症状を持つ患者さんに、訓練および指導を行って生活の負担を軽減します。

リハビリを担当できる職業に就く方法

リハビリを担当できる職業に就職するには、いくつかの工程を踏む必要があります。作業療法士・理学療法士・言語聴覚士はまったく異なる仕事を担当するリハビリ職ですが、就職までの工程はほとんど同じです。

以下では、リハビリを担当できる職業に就くための方法・手順について解説します。

 

指定の養成施設で専門スキルを学ぶ

リハビリを担当できる作業療法士・理学療法士・言語聴覚士になるには、まず指定の養成施設で専門スキルを学ぶ必要があります。作業療法士なら「作業療法科」、理学療法士なら「理学療法科」など、それぞれの種類に合わせて進路を選択します。

リハビリ系の職業に就くには国家資格の取得が必須であるため、指定の養成施設で3〜4年間学習して卒業し、国家試験に合格することが求められます。リハビリ職に就くための養成施設には専門学校・大学・短大といった種類がありますが、「最短3年で卒業できる」「充実した学習環境が備えられている」といったメリットがある専門学校への進学がおすすめです。

 

各国家試験を受験して合格を目指す

リハビリを担当する作業療法士・理学療法士・言語聴覚士のいずれも、国家試験に合格することが就職時の条件です。国家試験は年に1回実施されるため、不合格だと1年間は作業療法士・理学療法士・言語聴覚士に就職できなくなる点に注意が必要です。

作業療法士・理学療法士・言語聴覚士の国家試験合格率の全国平均は、いずれも70〜80%くらいの数値になっています。それほど難易度が高い試験ではないため、専門学校などの国家試験対策を受講してきちんと準備ができれば、卒業と合わせて1発で合格することは可能です。

まとめ

現代のリハビリを担う作業療法士・理学療法士・言語聴覚士は、いずれも高い需要を示しています。今後も3種類の職業は医療現場や介護現場でのリハビリに欠かせないものになると想定されるため、今からそれぞれの違いをチェックして自分が目指す進路を明確にしてみるのもおすすめです。

リハビリを担当する職業に興味があるのなら、「名古屋医健スポーツ専門学校」への進学をぜひご検討ください。名古屋医健スポーツ専門学校には、「作業療法科」「理学療法科」があり、専門知識・技術の習得と国家試験の受験資格を取得可能です。さらに多職種連携教育として他学科の先生から専門分野を学ぶことや、選択ゼミを通し、所属していない他学科について理解を深めることができます。

もし、より詳しい情報について知りたいと思ったらまずは資料請求をしてみましょう。そしてリハビリ職に興味を持ったら、ぜひオープンキャンパスに参加してみてください。名古屋医健スポーツ専門学校のオープンキャンパスでは、直接学科の先生に話を聞くことができ、自分に合う仕事をきっと見つけられるでしょう。

リハビリ系の職業を目指すのなら、名古屋医健スポーツ専門学校で学べる内容をぜひチェックしてみてください。

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