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どんな事をするの?
作業療法士の臨床実習について

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作業療法士の臨床実習について

公開日 : 2023年02月13日

作業療法士になるには、専門学校などの養成施設で学習し、国家試験の受験資格を得る必要があります。作業療法士の養成施設では通常の座学の他にも、「臨床実習」が必修となっています。臨床実習を通して実践的なスキルを身につけることが、作業療法士になるための基本的な工程になっているのです。

本記事では、作業療法士が学校で学ぶことになる臨床実習の内容について解説します。

臨床実習とは?

臨床実習とは、学校以外の施設に生徒が直接に出向き、実際の職場を体験する形式の授業のことです。作業療法士の学校では生徒がチームの一員となり、患者さんへの対応やリハビリを実施します。座学だけでは学べない実践的なスキルを習得できるため、臨床実習に真剣に向き合うことが即戦力として働ける作業療法士になるためのポイントです。

臨床実習は、知識として学んだことを実践で活用する機会になります。作業療法士としての働き方を知っているだけでは、いざ現場に出たときにその知識通りに動けるか分かりません。そこで臨床実習を通して知識をアウトプットする方法を学び、作業療法士として活躍するための基礎を身につける必要があるのです。

また、臨床実習は実際に作業療法士として働いている人たちから話を聞くきっかけになり得ます。学校で何を重点的に学ぶべきなのか、どんなことが仕事をしていくなかで大変なのかといったことを、具体的に聞き出せるメリットがあるのです。臨床実習の機会を上手に活用できるかどうかが、作業療法士として働く際のポイントとなるでしょう。

 

作業療法士になるために臨床実習は必須?

作業療法士になるためには、臨床実習を体験して単位を取得することが必須です。具体的には学校に通っている3〜4年間に、800時間以上の臨床実習を行わなければなりません。そのため指定の養成施設である専門学校や大学は、在学期間中にこの基準を超えられるようにカリキュラムを組んでいます。実習に早くから慣れてもらうために、1年次から臨床実習を導入している学校も珍しくありません。

 

作業療法士が臨床実習を行う場所とは?

作業療法士の臨床実習は、主に医療機関で実施されます。専門学校などでは、あらかじめ実習の受け入れ先として提携している医療機関などで学習を行います。実習先は1つではなく、複数用意されているケースも多いため、さまざまな職場で作業療法士の仕事を体験可能です。

また、作業療法士の臨床実習は、「総実習時間の2/3以上を医療機関で行う」必要があります。そのため作業療法士が臨床実習で訪れる場所は、基本的に医療機関がメインになるでしょう。臨床実習で訪れる医療機関は、身体障害・精神障害・老年による障害・発達障害といった領域を担当する場所となります。精神障害と発達障害を担当する医療機関が他と比較して数が少ないため、希望者のみが臨床実習に参加する形を取るケースもあります。

作業療法士の臨床実習は、医療機関が稼働している昼間の時間帯に実施されます。一般的には8:30〜18時ごろまでが目安となり、臨床実習の期間は学校ではなく配属された施設で1日を過ごすのが基本です。

作業療法士が行う臨床実習の内容について

作業療法士が行う臨床実習の内容には、いくつかの種類があります。以下では、作業療法士が在学中に行う臨床実習の内容について解説します。

 

臨床実習Ⅰ

「臨床実習Ⅰ」は、作業療法士の学校で1年次から学ぶことになる実習です。基礎的な要素をメインにした臨床実習となり、まだ作業療法士としての知識・技術がない生徒でも理解できる内容から学びます。作業療法士を目指す人にとっては最初に体験する臨床実習であることから、まずは実習という授業形態に慣れることが重要です。

臨床実習Ⅰは1年次に学んだ解剖学・生理学・運動学といった知識が、実際に作業療法士の仕事現場でどのように活用されるのかを把握することが目的になります。生徒が自ら患者さんと関わったり、特別な作業をしたりといったことはせず、作業療法の流れを見学することが主軸です。その他、実習を受ける際の態度や社会人としてのマナーを学び、今後の臨床実習をスムーズに進めるための基礎を築くことも求められます。

 

臨床実習Ⅱ

「臨床実習Ⅱ」では、2年次までに学習してきた作業療法士としての知識・技術を、ある程度実践で活用できるようにすることが目的になります。具体的には実習先で指導をしてくれる担当者とともに、患者さんの症状を検査・評価して、今後のリハビリプランを考案します。

臨床実習Ⅱは実際に患者さんとたくさん接して、個々のケースに柔軟に対応できる応用力を磨きます。心身や認知機能を検査するなかで患者さんとコミュニケーションを取ったり、面接やヒアリングを通して患者さんの生活における課題を明確にしたりといった作業を実施します。

臨床実習Ⅱで学ぶ「患者さんを観察・評価する方法」「患者さんごとの課題を把握する方法」「具体的な解決に導くための方法」などは、随時レポートにまとめて提出します。

 

臨床実習Ⅲ

「臨床実習Ⅲ」は、3年次になってから実施される臨床実習です。ここまでに学んだ内容をフル活用して、患者さんが抱えている問題の把握とそのために必要なリハビリ治療をプランニングする能力を育みます。実際に実習先の指導者や医療関係者の方々と患者さんの治療方法について話し合い、計画を立てるための方法を学びます。

計画した治療プランは、その後患者さんに対して実践して結果を観察します。効果判定を行った上で改善点を洗い出し、最終的な評価につなげていくのが臨床実習Ⅲの流れです。実習後には治療プランを実践したことで把握できたことや、実際に作業療法を行ったことで発見した課題などをレポートにまとめます。

まとめ

作業療法士にとって、臨床実習は仕事に必要なスキルを身につけるために欠かせない授業です。実際に医療機関の現場を体験することで、作業療法士にどのような役割が求められるのか、どんなことに注意して働くべきなのかといった点が具体的になります。それは就職後に即戦力として働き、患者さんの支援を適切に行える人材となるための基盤になるでしょう。

「名古屋医健スポーツ専門学校」「作業療法科」では、3年間の時間をかけて臨床実習Ⅰ〜Ⅲまでの内容を学習します。年次ごとに異なる実習を行うカリキュラムであるため、作業療法士として的確なスキルアップが目指せます。
また、名古屋医健スポーツ専門学校では、担任制をとっており、何かあったときにすぐに相談できる環境を整えています。普段から話せる担任教師がいてくれるのは多くの学生にとって心強いものではないでしょうか。

もし、作業療法士に興味を持ったら、一度資料請求をして具体的な進路を考えてみましょう。また気になる学校があれば積極的にオープンキャンパスに参加、学校や先生の雰囲気をつかんでおくのもおすすめです。

この機会に作業療法士における臨床実習の内容と、名古屋医健スポーツ専門学校の魅力を確認してみてください

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