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柔道整復師とスポーツトレーナーの
違いについてご紹介します。

柔道整復師とスポーツトレーナーの
違いについてご紹介します。

公開日 : 2022年03月07日

柔道整復師とスポーツトレーナーは、身体の動きの回復や支援を行う職業です。
同じ領域で仕事をすることもありますが、実際の業務内容や就職先はそれぞれ違います。
こちらでは、柔道整復師とスポーツトレーナーの違いについて解説します。

柔道整復師とスポーツトレーナーの違いとは

柔道整復師とスポーツトレーナーは、それぞれ独自のスタイルで施術やリハビリを行う職業です。

人の身体の不調を改善し、運動機能の回復や維持を目的として施術を行います。

身体の動きを支援する職業であるため同一視されることもありますが、柔道整復師とスポーツトレーナーは多くの点で違いがあります。

それぞれ柔道整復師でしかできないこと、スポーツトレーナーでしかできないことがあるので、事前に詳細を把握しておくことがポイントです。

以下では、柔道整復師とスポーツトレーナーの基本情報を解説します。

柔道整復師とは?

柔道整復師とは、外傷による身体の不具合を治療して回復を促す職業です。

「手技」と呼ばれる施術を軸に治療を行い、骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷などのケガをした患者が主な対象となります。

柔道整復師の仕事は、出血を伴わない医療行為である「非観血的療法」を行うのが特徴で、ケガに対する医療行為が正式に認められています。

一方で、外科手術など出血の可能性がある医療行為はできず、人体の自然治癒力に頼った治療を行うのが特徴です。

 

柔道整復師の施術方法は、大きく以下の3つに分けられます。

 

  • 整復法:骨折や関節が外れた部分を元に戻すための施術。ケガの初期段階に行われ、医師がいない場合にはレントゲン等を使わずに患部を特定して治療を行う。
  • 固定法:骨折箇所などを三角巾、包帯、副木といった道具を使って固定し、腫れや壊死の防止を行う。
  • 後療法:ケガの前の状態に戻すための処置を行い、回復を促すために手技療法、物理療法、運動療法などさまざまな手段が取られる。

 

上記のような施術を行って、患者のケガの回復と運動機能の向上を目指すのが柔道整復師の役割です。

 

スポーツトレーナーとは?

スポーツトレーナーとは、スポーツ選手・アスリートの能力向上やケガの防止などを仕事とする職業です。

トレーニングメニューの提案や健康管理の方法、試合に向けたスケジュール調整などが業務に含まれます。

プロスポーツ選手には、試合に向けたメンタルケアなども行い、ベストな能力を発揮できるよう支援することも仕事です。

そのほか、ケガをしてしまった選手に対して、リハビリのサポートや専用メニューの考案などを行うことがあります。

 

スポーツトレーナーの仕事は、プロスポーツ選手だけでなく一般人も対象になるのが特徴です。

健康維持のために身体を動かしたい人や、運動機能が低下してしまった人などに、個々のトレーニングメニューの提案やコンディション調整を行います。

ケガをした人のリハビリにも付き添うことができ、スムーズな回復および日常生活を過ごすためのアドバイスを提供可能です。

柔道整復師とスポーツトレーナーは資格が必要?

柔道整復師とスポーツトレーナーの仕事に就くには、専用の資格が必要になる場合があります。

以下からは、柔道整復師とスポーツトレーナーにそれぞれどのような資格が必要なのかチェックします。

 

柔道整復師になるには国家資格が必要

柔道整復師になるためには、厚生労働省の国家資格「柔道整復師」を取得しなければなりません。

柔道整復師の資格は毎年1回3月ごろに行われ、必修問題で総点数の80%以上(24点以上)、一般問題で総点数の60%以上、(120点以上)を取ることで合格できます。

 

柔道整復師の国家資格には受験条件があり、高校を卒業後都道府県知事が指定した養成学校で3年間以上修学するか、文部科学省が指定した4年制大学で必要な科目を修学して卒業する必要があります。

 

柔道整復師の国家資格の合格率の全国平均は、直近5年間で以下のようになっています。

 

第25回(平成29年):63.5%

第26回(平成30年):58.4%

第27回(令和元年):65.8%

第28回(令和2年):64.5%

第29回(令和3年):66.0%

 

1990年代には合格率が80%を超えることもありましたが、近年は試験問題が難しくなっているため簡単に合格することはできません。

上記のように現在は大体60%前後の合格率となっているため、事前にきちんと時間を取って受験対策を行うことがおすすめです。

 

スポーツトレーナーには資格が不要

スポーツトレーナーに就職する際には、特別な資格は必要ありません。

柔道整復師と違い無資格でもスポーツトレーナーを名乗ることはできるので、実績や能力次第で就職が可能です。

一方で、無資格や実績がない状態では、スポーツトレーナーとして確かな能力を持っていることを証明することは難しく、就職時にアピールする材料が少なくなってしまいます。

そのためスポーツトレーナーになるためには、柔道整復師と同様に専門学校や大学に通うことが一般的です。

 

柔道整復師とスポーツトレーナーは、同じ学校でそれぞれの授業を受けられるケースが多いです。

学科をまたいで学習できれば、柔道整復師とスポーツトレーナーの両方の知識・スキルを身につけることもできるでしょう。

柔道整復師のスキルはスポーツトレーナーの仕事でも活かされるので、まとめて修学することもおすすめです。

柔道整復師とスポーツトレーナーの需要の違い

柔道整復師とスポーツトレーナーは、需要の面でも違いがあります。

就職先や活躍できる業界に違いがあるので、自分の適性ややりたいことに合っているかを確認するのもポイントです。

以下からは、柔道整復師とスポーツトレーナーの需要の違いについて解説します。

 

柔道整復師は整骨院や接骨院に需要がある

柔道整復師は、主に整骨院や接骨院で需要が高い職業です。

非観血的療法による施術が行える施設・病院、就職先となるのが、柔道整復師の特徴となっています。

そのほか、一般病院や介護福祉施設でも、柔道整復師の需要は高いです。

 

スポーツトレーナーはスポーツ施設やプロスポーツチームに需要がある

スポーツトレーナーの需要は、主にスポーツ施設やプロスポーツチームで見出されます。

スポーツ施設で一般の方々を支援したり、アスリートを相手に専門のサポートを行ったりすることが求められるでしょう。

実績のあるスポーツトレーナーは、選手と個人契約を結んで専属のリハビリやコンディション調整を行うこともあります。

特別な需要が見込まれる場合には、より幅広いフィールドで働く機会に恵まれるでしょう。

まとめ

柔道整復師とスポーツトレーナーは、似ているようで多くの違いを持つ職業です。

それぞれの違いを把握して、就職までの流れや需要について確認しておきましょう。

柔道整復師とスポーツトレーナーのどちらになるとしても、専門学校などへの進学がおすすめです。

名古屋医健スポーツ専門学校には、柔道整復師を目指す「柔道整復科」とスポーツトレーナーを目指す「スポーツ科学科」があります。どちらの学科も現場実習が豊富にあるため、在学中から現場力を磨くことができ、卒業後に即戦力として活躍できることが期待できます。さらに、理想の将来像を叶えるために他学科へ内部進学することも可能です。専門的な知識を幅広く身につけることで、活躍できるフィールドを増やすことができるでしょう。

この機会に柔道整復師とスポーツトレーナーについて学習できる専門学校を探して、資料請求オープンキャンパスに参加してみましょう。そして名古屋医健スポーツ専門学校への進学を検討してみてはいかがでしょうか。

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