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作業療法士の国家試験内容、
合格率について徹底解説!

作業療法士の国家試験内容、
合格率について徹底解説!

公開日 : 2023年11月20日

作業療法士は、超高齢化社会が進む現代において、重要な役割を担う職業となっています。作業療法士として働ける能力のある人材は、多くの職場での活躍に期待できます。将来性もあることから、作業療法士としてより良い職場への転職なども検討しやすいでしょう。

そんな作業療法士になるには、国家試験に合格して「作業療法士資格」を取得する必要があります。作業療法士資格がないと、作業療法士として就職ができないため、資格取得を第一に考える必要があります。

本記事では作業療法士の国家試験の内容と、合格率について解説します。これから作業療法士を目指す人は、ぜひ参考にしてください。

作業療法士とは?

作業療法士とは、医師の診断・処方のもとに患者様のリハビリを担当する職業です。主に応用的動作や社会適応能力の回復を目指したリハビリを実施し、患者様ごとの生活に合わせてより自分らしい日常生活ができるようにサポートします。作業療法士が担当するリハビリのなかには、日常生活に必要な動作に分類される物が多数あります。例えば「食事」「料理」「入浴」「仕事」「趣味」など、生活に欠かせない動作を対象に、リハビリを進めていくのが作業療法士の仕事です。

その他、患者様が社会と断絶した生活を過ごすことがないように、さまざまなイベントなどへの参加を促すこともあります。地域のイベントや患者さんの趣味にマッチした催し物を紹介し、社会生活を充実させてリハビリへの意欲を高めることも重要な仕事です。

作業療法士になるには国家資格が必要

作業療法士になるには、国家資格の取得が必要です。国家資格を取得することではじめて、作業療法士として専門的な仕事に就けるようになります。逆に言えばどれだけ作業療法士のスキルがあっても、国家資格がなければ専門職への就職が叶いません。作業療法士を目指すのなら、まずは国家試験を受験して資格取得を目指すことが求められます。

作業療法士の国家試験内容

作業療法士の国家資格を取得するには、国家試験に合格する必要があります。「国家試験に合格する→資格取得→作業療法士として就職する」といった流れが、基本となります。作業療法士の国家試験を受験する際には、まず国家試験の内容を把握することが重要です。出題内容などを正確に把握することで、合格の可能性が高まります。作業療法士の国家試験を理解することに努めるのも、作業療法士になるために必要なプロセスです。

作業療法士の国家試験は「筆記」と「口述・実技」に分けられる

作業療法士の国家試験は、「筆記」と「口述・実技」に分けられます。試験に合格することで、作業療法士資格を取得できます。筆記試験には「一般問題」と「実地問題」があり、それぞれ以下の内容になっています。

<一般問題>

  • 解剖学
  • 生理学
  • 運動学
  • 病理学概論
  • 臨床心理学
  • リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む。)
  • 臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法

<実地問題>

  • 運動学
  • 臨床心理学
  • リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法

上記の試験内容を把握したうえで、適切な試験対策を実施することがポイントです。それぞれの科目に対しての理解を深めると同時に、これまでの作業療法士国家試験において、実際にどんな問題が出題されたのかをチェックするのも重要となります。

口述及び実技試験は、重度視力障害者に対して実地問題の代わりに行われます。内容は、以下のようになっています。

  • 運動学
  • 臨床心理学
  • リハビリテーション医学
  • 臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法

合格基準

作業療法士の国家試験の合格基準は、一般問題が1問1点で159点満点、実地問題が1問3点で120点満点となっています。合格基準は総得点で168点以上/279点、実地問題で43点以上/120点です。総得点数が基準を超えていても、実地問題の点数が低いと合格できないため、試験範囲は満遍なく対策することが重要です。

参考:第58回作業療法士国家試験

作業療法士の国家試験の合格率はどれくらい?

作業療法士の国家試験の合格率は、だいたい7〜8割程度となっています。第58回作業療法士国家試験を参考にすると、合格率は83.8%です。そのうち新卒者の合格率は、91.3%とさらに高い数値になっています。新卒の方が、学校で受講した試験対策をスムーズに本番で活かせるため、合格率が高まっていると予想されます。いずれにしても作業療法士の国家試験の合格率は、比較的高い部類に入ります。そのためしっかりと受験対策を実行していれば、合格は決して難しくないでしょう。

参考:第58回作業療法士国家試験

作業療法士の国家試験を受験する条件

作業療法士の国家試験を受験するには、いくつかの条件があります。具体的には試験までに、以下の条件を満たす必要があります。

  • 文部科学大臣または厚生労働大臣が指定した作業療法士養成施設で、3〜4年かけて専用のカリキュラムを修了する
  • 大学の作業療法士養成課程に進学し、4年かけてカリキュラムを修了する
  • 外国で作業療法士について学び、外国の作業療法士免許を取得する

一般的には作業療法士の専門学校や作業療法士養成課程のある大学に進学し、受験資格を取得します。学校では作業療法士に必要なスキルを身につけるための、専門的なカリキュラムが提供されているため、スムーズな学習が可能です。

作業療法士を目指すのなら専門学校がおすすめ

作業療法士を目指すのなら、専門学校への進学がおすすめです。専門学校では作業療法士の関連授業を集中して学べるため、効率良く必要な知識・技術を習得できます。実践的なスキルを身につけられる臨床実習も多いため、実際の現場で作業療法士の仕事を体験できます。試験対策への備えも充実しているので、合格率を高めたうえで試験に臨めるでしょう。総合的に判断して、作業療法士を目指す際には専門学校への進学がおすすめとなります。

まとめ

作業療法士になるには、国家試験を受験して作業療法士資格を取得する必要があります。作業療法士資格を取得することで、仕事に対応できるだけの知識・技術を有することを証明できるため、作業療法士を求める職場への就職が叶います。まずは作業療法士の国家試験内容を確認し、具体的な試験対策に移る準備をしてみましょう。

作業療法士を目指すのなら、「名古屋医健スポーツ専門学校」「作業療法科」がおすすめです。医療・福祉・心理・スポーツ・子ども分野など、さまざまな領域について学べる授業が魅力となっています。他学科と連携して学ぶ「多職種連携教育」も特徴で、さまざまなスキルを作業療法士の仕事に活かせる応用力が身につきます。国家試験対策にも力を入れているため 、2022年度3月の国家試験合格率は95.5%という実績があります。

この機会に「名古屋医健スポーツ専門学校」の「作業療法科」の魅力について、ぜひホームページや資料請求
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