レクリエーションインストラクターとは?
レクリエーションインストラクターとは、日本レクリエーション協会が認定する民間資格です。
1962年以来、レクリエーション公認指導者資格制度を推進して多くのレクリエーション指導者や支援者を認定してきた実績があります。
レクリエーションインストラクター資格を取得すれば、集団をリードして一体感を生み出す力、全体のコミュニケーションを促進する力、主体性や協調性を出して楽しく遊ぶ時間を作る力などを習得可能です。
レクリエーションの効果を最大限に引き出す能力を持つことを証明できるので、就職や転職時に役立つ資格になるでしょう。
レクリエーションインストラクターの資格取得には、都道府県レクリエーション協会が実施する「レクリエーションインストラクター養成講座」を受講する必要があります。
養成講座の内容は理論学習、実技学習、現場実習に分類され、トータルで60時間の学習が求められます。(集合学習が51時間+現場実習が9時間の内訳)
理論学習に関しては通信講座での受講も可能となり、その場合は通信学習が9時間+集合学習が42時間+現場実習が9時間で資格が獲得できます。
レクリエーションインストラクターの仕事内容
レクリエーションインストラクターは、主にレクリエーション企画の立案や、実際のレクリエーション現場の管理や支援が仕事になります。
レクリエーションを通してコミュニケーションを促進したり、心身の健全化を図ったりといったことが目的になるでしょう。
レクリエーションはただの遊びではなく、多くの効果を見込める特別なイベントです。
しかし、レクリエーションに関する専門知識がない場合、その効果を引き出すことは難しくなります。
そのためレクリエーションインストラクターのような専門資格を持つ人は、特別な需要を持つ人材として仕事でも重宝されるでしょう。
保育、福祉、教育などの現場で活躍できる
特にレクリエーションインストラクターは、保育、福祉、教育などの現場で活躍が見込まれます。
子どもたちや高齢者を対象にレクリエーションの楽しさを教えたり、必要な企画を考えたりすることが仕事になるでしょう。
レクリエーションを行う環境や対象によって、レクリエーションインストラクターの役割も変化します。
例えば高齢者へのレクリエーションの場合、運動機能の改善を目的とした指導を行うことが求められます。
子どもを対象にしたレクリエーションであれば、周囲と協力したり助け合ったりといったコミュニケーション能力の向上を目的にサポートを行うことがあるでしょう。
レクリエーションインストラクターはさまざまな職場で活躍の機会があるので、就職先に合わせて臨機応変に業務内容を変更していくのもポイントです。
保育士の仕事にレクリエーションインストラクターの資格が役立つ?
レクリエーションインストラクターは、保育士の仕事にも活かされる資格です。
保育士の業務には子どもたちとの積極的な交流が欠かせないため、保育園などでは日常的にレクリエーションが行われています。
そのためレクリエーションインストラクターの資格取得を通して関連する知識・技術を学んでおくと、保育士の現場でもスムーズに子どもたちに効果的な遊びを提供できるでしょう。
例えばゲーム、歌、集団で交流する遊び、スポーツなどを軸にレクリエーション企画を作ることが考えられます。
ただ子どもたちに遊びを教えるのではなく、子どもたちの発育や感情表現に影響を与える有意義なレクリエーションを企画できれば、保育士として高い能力を持つと評価されるでしょう。
保育士以外の仕事も視野に入る
レクリエーションインストラクターの資格を取得することで、保育士以外の仕事も視野に入れられます。
例えば介護関係、ホームヘルパー、児童指導員、スポーツ指導員などは、保育士+レクリエーションインストラクターの資格保有者の就職先として考えられるでしょう。
特に子どもの世話が必要な職場では、レクリエーションインストラクターの資格を持ちつつ保育士のスキルがある人材が高く評価される傾向にあります。
保育士を目指す人は、レクリエーションインストラクター資格を取得して保育園や保育施設以外の職場への就職・転職も選択肢に加えてみましょう。
まとめ
保育士にとってレクリエーションインストラクターは、非常に相性の良い資格です。
名古屋医健スポーツ専門学校のこども保育科では、合計9つの資格・免許を取得できるカリキュラムがあり、レクリエーションインストラクターの取得も可能です。
他にも様々な取り組みをしているため、資料請求やオープンキャンパスに参加し細かな情報を知るようにしましょう。
この機会にレクリエーションインストラクターの詳細を確認して、資格取得を保育士としてのキャリアプランの一部に組み込むことも考えてみましょう。