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医療保育とは?

医療保育とは?

公開日 : 2021年11月01日

「保育士」と聞くと、保育園で働いているイメージを持つ人が多いと思いますが、最近では保育士の働く環境が変わってきています。
保育園に通う必要のある子どもたちは、みんなが元気で健康なわけではありませんよね。
病院などの医療施設に通院・入院している子もいます。「医療保育」はそんな、医療の現場を職場とする保育士のことを指します。
今回は、今後ますます注目される「医療保育」についてご紹介します。

医療保育士ってどんな仕事?

「医療保育士」「病棟保育士」と呼ばれる医療保育の仕事は、病院などの医療施設を利用する子どもに対しての保育です。0歳から18歳までの子どもが対象で、医師や看護師が対応できない日々のお世話や情操教育の発達をサポートします。
医療現場と聞くと、なんだか大変そうなイメージがあるかもしれませんが、基本的には普通の保育士と仕事内容は同じで、子どもの成長に合わせたサポートをしていきます。
保育園で働く場合と違う点は、クラスを受け持ったりせず、療養中の子ども1人1人に合わせたサポートを行うという所です。通院・入院している子によって、それぞれ症状や年齢が違います。症状の重い子や入院生活の長い子の場合は、入院生活そのものにストレスを感じている場合や不安を抱えていることも多いので、遊び方や接し方を工夫して心のケアも行います。
治療や手当などの医療行為はしませんが、保育の知識だけでなく医療知識もある程度必要になります。保育対象の子どもだけではなく、病院で働く医師や看護師・保護者双方との連携が大切になります。

「院内保育士」や「病児保育士」とは
違うの?

それぞれ言葉は似ていますが、どれも働く場所や目的がそれぞれ異なります。
「院内保育士」は、病院内に設置された「医療機関で働く職員のための保育施設」で働く保育士のことを指します。「病児保育士」は「発熱や感染症などで保育園へ預けることができなくなった子どもの一時保育」を請け負う保育士のことを指します。

医療保育士の具体的な仕事内容

ここからは、医療保育士が行う日々の業務内容を詳しく見ていきましょう。

①遊びを提供する
子どもの発達段階や病気の状態に合わせて、絵本を読み聞かせたり、歌をうたったり、天気が良い日は外で体を動かしたりします。小学生や中高校生など学童児には学習のサポートをすることもあります。集団保育が難しい場合もあるので、子どもの状態に合わせて個別に対応することもあります。

②生活支援をする
家庭の事情などで保護者の付き添いがない子どもや、病気が重い子どもに対しては食事・排泄・睡眠などを介助します。治療や診察といった医療行為は行いませんが、医師や看護師が対応しきれない日常生活の部分をカバーしていきます。

③子どもの家族へのケア
入院している子どもたちの保護者も働いている場合がほとんどです。会えない間の様子を伝えたり、自宅にいる時の子どもの様子を聞いたりと、家族とのコミュニケーションも大事な仕事になります。時には、子育てや入院生活に関する相談に乗ることも。

④心のケアをする
入院生活が長くなると、学校に行けなかったり友達となかなか会えなかったり、どうしてもストレスが溜まってくるものです。そんな子どもたちが少しでも充実した日々を過ごせるように心理的な環境を整えます。

⑤医師・看護師との連携
医療保育をする上で、その子の病気やケガの状態を把握しておくのは必須です。
医師や看護師と一緒に医療方針を話し合うカンファレンスに同席することもあります。医療的な面から子どもやその家族の情報を教えてもらったり、反対に保育中の様子を報告したりと、双方とのコミュニケーションが大切になります。

医療保育士は基本的に朝9時~18時ころまでと、日中の勤務になります。
夜間は看護師が対応してくれるので、次の日に連絡事項などがあれば共有します。
クリスマスやひな祭りといった保育園で行うような行事やイベントもありますが、頻度は少ないので残業や持ち帰りになる仕事もほとんどありません。

医療保育士になるには

医療保育の現場で働くためには、保育士の資格を持っていれば求人に応募することが出来ます。保育士の資格を取るためには、保育士の国家試験を受けるか、厚生労働大臣が指定する各種学校(大学・短大・専門学校)で必要な科目を履修する必要があります。
一般的には保育士を目指せる学校と同じですが、将来的に医療保育士として活躍したいと考えている場合は医療関連のカリキュラムも一緒に学べるコースのある学校を選択するのが良いでしょう。
医療保育士は病院に必ずいる存在ではないので、採用状況は病院によって異なります。
医療施設で保育士が働く環境がまだ整っていない病院が多く、求人の数も一般的な保育士に比べると少ないのが現状です。
医療保育について学べるコースや、卒業生が就職している実績のある学校を選ぶとより確実に目指すことができます。

まとめ

今後病院で働く保育士はもっと増えていくことが予想されています。医療保育に興味がある人は、アンテナを張って情報収集を心がけることをおすすめします。

名古屋医健スポーツ専門学校こども保育科では、保育士や幼稚園教諭の資格を取ることができるだけでなく、多職種連携教育の一環として、医療現場で活かせる療育の知識をリハビリのプロから学ぶこともでき、将来の可能性を広げられます。

本校では、保育の現場を知ることができるオープンキャンパスを随時開催しています。
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これを機に、医療保育を視野に入れてみませんか?

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