大好きなお菓子を作っちゃおう!お菓子系の仕事
「ケーキ屋さんになるのが夢」という方も多いのではないでしょうか。そんな憧れが詰まった仕事が、パティシエなどのお菓子系の仕事ですね。ここでは、お菓子系の仕事を5つご紹介します。
パティシエ
パティシエとは、日本では洋菓子を作る菓子職人のことを指します。ホテルや洋菓子店に勤務し、ケーキやアイスクリーム、クッキー、チョコレートなどの洋菓子を作ります。活躍の場としては、ホテルや洋菓子店のほか、婚礼会場、レストラン、カフェ、洋菓子工場などがあります。
●パティシエになるには
パティシエになるには、必須の資格はとくにありません。直接店舗に入って修行をするルートのほか、製菓専門学校に入って専門知識や技術を学ぶルートがあります。製菓専門学校では同じ夢をもつ仲間とともに、経験や現場で得る感覚だけでなく、化学的な理論として菓子作りを学ぶことができるほか、フランス語や、企業とのコラボレーションをした商品開発など、業界で即戦力として活躍できるスキルを身につけることができます。
ショコラティエ
ショコラティエとは、チョコレート専門の菓子職人です。近年は日本でもショコラティエという職業の知名度が高まり、人気の職業となっています。温度・タイミング・感覚など、チョコレート作りは奥が深いため、専門の知識・技術を身につけ、一流の職人を目指していきます。
●ショコラティエになるには
ショコラティエになるための必須の資格はとくにありません。パティシエ同様、直接店舗に入って修行をする方法もありますが、製菓専門学校に入って専門知識や技術を学ぶルートが一般的です。製菓専門学校にはショコラティエ専門のコースを設けている学校がいくつかあるため、そうした学校を選ぶとよいでしょう。
カフェスタッフ
おしゃれなカフェでの勤務に憧れる方も多いと思います。カフェスタッフは、カフェでの料理やお菓子作りを担当する仕事です。カフェには店舗によって特徴があるため、コーヒーやアルコールの提供や接客など、業務内容はさまざまです。
●カフェスタッフになるには
カフェスタッフには必ずしも専門知識は必要なく、アルバイトなどから始めることもできます。多くの場合、店舗に入って働きながら、仕事を覚えていくことになります。ただし、将来的に自分の店を開きたいと考えている方であれば、製菓専門学校や調理専門学校などで食に関する知識を幅広く身につけておいたほうがよいでしょう。
●カフェスタッフになるための資格
カフェで働くだけであれば、必要な資格はありません。ただし、将来的に自分でカフェを開きたいと考えている場合は、「食品衛生責任者」の資格が必要です。
パン職人
「パン屋さん」も、あこがれの職業のひとつです。専門の資格は必要なく、知識と技術があれば誰でもパン職人になることができます。
●パン職人になるには
将来自分の店を持ちたいと考えるのであれば、製菓専門学校や調理専門学校で食に関する知識を広く学んでおいたほうがよいでしょう。製菓専門学校や調理専門学校には製パンに関する専門の科があるため、パン作りに関する知識や技術をしっかり学ぶことができます。
●パン職人になるための資格
パンを作るのに資格はいりませんが、個人で飲食店を開くには「食品衛生責任者」の資格が必要です。
和菓子職人
和菓子職人は、日本伝統の和菓子作りの技法を受け継ぐ職人です。色や形で季節の美しさや繊細さを表現する「感性」も重要になる職業といえます。和菓子は格式ある場に提供する場合も多いため、礼儀作法もきちんと勉強しておく必要があります。
●和菓子職人になるには
和菓子職人になるには、現役の和菓子職人に弟子入りする方法と、製菓専門学校などの専門科で和菓子作りを学ぶ方法があります。
多くの人にとって、お菓子には幸せや楽しみが詰まっていますよね。これらの仕事では、さまざまなお菓子を作り、お客さんに直接提供できます。お菓子系の仕事は、人々に幸せを与えることができる仕事といえるでしょう。
料理をとことん追求できる!料理に関わる仕事
食に関わる仕事というと、一番に思い浮かぶのが自分で料理を作る仕事ではないでしょうか。料理好きの方であれば、好きな料理作りを仕事にしたいですよね。まずは料理に関わる仕事を5つご紹介します。
シェフ
シェフとは、飲食店の厨房で他の料理人を統括する料理長のことを指します。シェフは単に料理をするだけでなく、食材の選定やメニューの開発なども行います。シェフは、いわば店の要ともいえる重要なポジションといえるでしょう。
●シェフになるには
シェフになるためには長い下積みが必要であり、厨房内である程度の経験を積まなければなりません。高い技術とリーダーとしての資質を認められて、初めて厨房全ての指揮権を得られるのです。直接厨房に入り下積みをする方法もありますが、日本では調理専門学校で学ぶルートが一般的です。料理に関する知識を体系的に学べるほか、ホテルや料理店への就職も有利に進めやすくなるでしょう。
●シェフになるための資格
シェフの必須資格はとくにありませんが、将来オーナーシェフとして独立を考えている方は、飲食店の開業に必要な食品衛生責任者と防火管理者の資格が必要になります。どちらも短時間の講座を受講すれば取れる資格ですが、調理師免許を持っていることで食品衛生責任者講習が免除されます。(調理師免許は、飲食店などで2年以上調理の実務経験を積んだ上で、受験資格が得られます。)
料理人
料理人(コック)とは、料理を仕事にする人をいいます。似た言葉で調理人がありますが、違いは調理師免許を有しているかどうかです。調理師免許を有していなくても、飲食店に料理人として雇用されれば、料理人を名乗ることができます。
●料理人になるには
直接店舗に入り修行を積む方法もありますが、一般的なのは調理専門学校に行くルート。食に関する知識を幅広く学び、技術を実践的に身につけることで、将来の選択肢の幅が広がります。
フードコーディネーター
フードコーディネーターとは、レシピの考案や食に関わる事業の運営や開発などに関わる、食のクリエイターです。料理番組や食品メーカー等にアドバイスを行う人のことを指します。食に関する幅広い知識や得意分野の専門知識を活かし、多くはフリーランスとして活動しています。
●フードコーディネーターになるには
フードコーディネーターを名乗るのに特別な資格はありませんが、幅広い知識が必要となるため、調理・栄養の専門学校に通ったのち、食品メーカーなど食に関わるほかの仕事に就き経験を積むルートが一般的です。そのほか、現在フードコーディネーターとして働いている人のアシスタントになることで、働き方を知ることができます。
料理研究家
料理研究家とは、オリジナルの料理を研究し新しい料理を生み出す研究家のことで、主にレシピ本やテレビ等のメディアでレシピを考案します。こちらもフードコーディネーター同様、企業に就職するのではなく、フリーランスとして独自に活動する場合がほとんどです。
●料理研究家になるには
料理研究家になるために特別な資格は必要ありませんが、フリーで活動し収益を上げるためには、食に関する幅広い知識のほか、マーケティング等の知識も必要になります。まずは調理専門学校等で体系的な知識を身につけ、発信方法などマーケティングの知識も学んでいく必要があります。
料理教室の先生
料理教室の先生は、料理の技術やおもてなしの技術を教える仕事です。企業が主催する料理教室のほか、自分で主催する方法があります。料理が好きで、人に教えることが好きな方向きの仕事といえるでしょう。
●料理教室の先生になるには
まずは人に教えられるだけの説得力が必要となるため、調理専門学校などで調理・栄養等の食に関する知識を身につけたほうがいいでしょう。あわせて、コミュニケーション力や盛り付けのセンス等を磨いていく必要があります。
●料理教室の先生になるための資格
必須の資格はありませんが、食育に関する資格やフードコーディネーター資格などを自分の教えたいジャンルに合わせて取得しておくと、肩書きとして役立つ場合があります。
料理に関わる仕事は、おいしい料理をとことん追求でき、たくさんの人へ自分が作った料理を振舞うことができます。直接お客さんの喜ぶ顔を見られる場合も多いため、やりがいや喜びを感じやすい仕事といえるでしょう。
食事のサポート役として大活躍!栄養系の仕事
直接料理を作るわけではありませんが、さまざまな場面で食を支え、健康を支えるのが、栄養に関わる仕事です。ここでは、栄養管理に関わる仕事を4つご紹介します。
栄養士
栄養士は、食事の栄養を管理・提案する仕事です。病院や福祉施設、スポーツ関連の施設や企業など活躍の幅が広く需要の高い仕事です。
●栄養士になるには
栄養の専門学校等で所定の課程を修了すれば、申請のみで無試験で資格を取得できます。また栄養士として実務経験を積んだのち、国家試験に合格すれば、管理栄養士の資格をとることもできます。
●栄養士として働くための資格
栄養士として働くためには、栄養士資格が必須です。厚生労働省が指定する大学・短大・専門学校で所定の課程を修了したのち、卒業後に各都道府県に申請を出すことで、栄養士として認定されます。
管理栄養士
管理栄養士は、主に学校や病院、福祉施設などで給食の栄養管理とメニュー作成を行う仕事です。管理栄養士も栄養士も食事の栄養管理を行う仕事に変わりありませんが、管理栄養士は栄養士と異なり国家資格であるため、給与等も高めに設定される傾向があります。
●管理栄養士になるには
管理栄養士になるには、国家試験に合格する必要があります。大学などに設置された管理栄養士養成課程を修了することで、国家試験の受験資格が得られるほか、栄養士養成施設を出て栄養士資格を持っている場合は、修業年限に応じて実務経験を1~3年積むことでも、受験資格を得られます。
●管理栄養士の合格率は
厚生労働省が発表する情報によると、2016年~2021年の全体合格率は60%ほどとなっています。そのうち管理栄養士養成課程(新卒)の合格率は90%ほどとかなり高いことがわかります。対して、卒業後に数年経過した場合や栄養士として実務経験を積んでからの合格率は、20%ほどとかなり低くなります。つまり、管理栄養士を目指すのであれば、管理栄養士養成課程のある大学でしっかり学び、新卒のうちに国家試験合格を目指すのが近道といえるでしょう。
食品系研究、技術者
食品研究・技術者とは、食品の開発や品質分析など、食品研究を行う専門職のこと。主に食品メーカーや飲食店のメニュー開発等に携わるほか、食品試験研究所などで働きます。研究職であるため、高度な専門知識が必要になります。
●食品系研究、技術者になるには
食品系研究、技術者として働くために、特に資格は必要ありませんが、大学において食物・栄養学の知識や、食品化学・工業化学などの専門知識を学ぶ必要があります。
●食品系研究、技術者に有利な資格
栄養士、管理栄養士の資格を持っていると、食品系研究、技術者として働くうえで有利になる場合があります。例えば、メニュー開発の際に栄養士の資格を持っていると、栄養面からの分析・研究に役立ちます。
食品衛生監視員
食品衛生監視員とは、一言でいうと「食品衛生のプロ」です。主に国家公務員・地方公務員として、全国の主要港の検疫所や保健所などで働きます。仕事内容は、検疫所であれば輸入食品の検査・検疫・安全監視などを行い、保健所では地域の飲食店における食品衛生の管理などを行います。食品衛生監視員は、食の安全と人の健康を守るための重要な仕事です。
●食品衛生監視員になるには
食品衛生監視員として働くためには、食品衛生監視員の資格を取得したうえ、国家公務員試験・地方公務員試験に合格する必要があります。
受験資格も厳しく、「21歳以上30歳未満」といった年齢条件や、特定の養成施設・大学を卒業していることなど細かく取り決めがあります。食品衛生監視員を目指す場合、薬学、畜産学、水産学又は農芸化学に関する課程がある四年制大学か、食品衛生監視員の養成施設へ進学し、受験資格を得る必要があります。
参考:人事院 国家公務員試験採用情報NAVI:食品衛生監視員採用試験
●食品衛生監視員資格の難易度
2020年の試験では、合格率は21.9%でしたが、近年では10~20%で推移しています。さらに公務員試験にも合格しなければならないうえ、採用枠も限られるため、狭き門といえます。
栄養系の仕事は、食事管理や栄養バランスなど、食生活のサポートを行い人々の健康な生活を支える大切な仕事です。栄養に関する専門知識を有するため、需要が高く就職に有利になりやすいメリットがあります。
食に関する仕事はさまざま。自分が「どう貢献したいか」を考えよう!
今回ご紹介した仕事は、生きていくうえで欠かせない「食」に関わってくる仕事です。これを機に「自分は食を通して何に幸せを感じられるか」を考えてみましょう。
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