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農業を仕事にしたい!
農家へ就職する方法

農業を仕事にしたい!
農家へ就職する方法

公開日 : 2023年04月20日

将来、農家として働きたい学生さん向けに農家への就職方法や農家の種類、農家に向いているタイプなどを紹介しています。農家で働くための求人の探し方を始め、そもそもどんな仕事をしているのか、農家に向いているタイプとはどんな人かなども解説。

農家に就職して農業をするには

農家で働きたいと思っている方の中には、どうすれば農家に就職できるのかが分からない方もいるでしょう。実家が農家だから後を継いで農家になる以外に、求人に応募する方法があります。コンビニやレストランのアルバイトのように、求人サイトから職場を探して就職する方法です。一般的な求人サイトでは探しにくいのですが、農業に特化した専門サイトやハローワーク、JA、厚生労働省のサイトなどに掲載されています。

農家をして働く方法

農業をして働くスタイルにもいくつかあります。以下に農業をして働く方法を3つ紹介します。

農業をして働く方法:その①

就職して正社員として働く方法。種まきから収穫、出荷など農家の仕事のほとんどに携われるのが魅力です。正社員のため、就職先の農業法人での福利厚生も受けられます。

農業をして働く方法:その②

住み込みのアルバイトとして働く方法。一般的には種まきから収穫までの決まった期間だけ契約して働きます。作物を育てる流れを掴めるので、将来は農家として働きたい方におすすめのスタイルです。

農業をして働く方法:その③

最後は短期のアルバイトで働く方法。こちらは忙しくなる収穫期のみ働くスタイル。夏休みや冬休みの時期などを利用して働けます。学校やほかの仕事をしていても比較的働きやすいのが特徴です。

インターンシップを利用しよう

農家と一口に言っても、作っている作物の種類や規模によって働く環境はさまざまです。そこで利用したいのがインターンシップ。一定期間のみ就職の候補先で働いてみて、自分に合う職場かどうかを体験できます。

農業の仕事内容

土を耕す

まずは土を耕して、種を植えやすい状態にしていきます。作物によって適した土があるので、農業体験のときなどには農家さんに聞いてみてもいいでしょう。

種をまく、苗を植える

土を耕して畑ができたら、種や苗を植えていきます。手作業ではなく機械を使って植えていくことも多くなっているため、昔ほど重労働ではなくなってきました。苗を使う場合は、畑に植える前に苗を育てておく工程が必要になります。

畑や作物の手入れ

作物の成長に合わせて、水や肥料をあげます。間引きという、できた実を摘み取る作業も手入れの1つです。雑草や害虫、天気などの影響から守る作業もあります。時期によっては、台風対策も必要です。

収穫

作物が成長したら、収穫です。農家の規模や作物の種類によって、手作業で行うケースと機械を使うケースがあります。収穫物に傷がついてしまうと出荷にまわせなくなるため、慎重に行います。

出荷

収穫した作物を箱に入れたり、袋に詰めたりして市場に出荷します。トラックに積み込む際や下ろすときなど体力勝負になる場面もあります。

農家として働く人の実情とは

農家で働きたいと考える人が、年々減っているといわれています。理由の1つが、「収入が不安定そう」というもの。「自然を相手にしているから安定しない」というイメージがあるのでしょう。そこで注目されているのが、農業法人へ就職すること。一般的な会社と同じように、決まったお給料が支払われるため収入が不安定になりにくいのが特徴です。

また、「作業が大変そう」と思われがちですが、農作業の多くは機械で行えるようになっています。農業界も、時代にのって新しい働き方や技術を取り入れて、「農家として働きたい」というニーズに応えようとしているのです。

どんな農業の就職先があるの?

将来は農家になりたいと考えたときに、農業が身近でないと、どのように農家に勤めれば良いか分からない方もいるかと思います。農業を行える就職先は、農業法人・自営農業・企業の農業部門など。ここでは、それぞれの特徴や働き方などについてまとめました。就職先を考える参考にしてみてください。

農業法人

正社員として農業法人に勤めるスタイルです。雇い主からお給料をもらいながら農業を行います。雇い主や先輩社員などから、農業に関するアドバイスがもらえるので、初心者でも農業を始めやすいのが特徴です。しかし、雇い主の考えに沿った農業を行う必要があるため、自由度は高くありません。

近年は、都心での水耕栽培やスマート農業も注目されています。水耕栽培は、土を使わずに水だけで作物を育てる方法。そのため、室内でも水を流せる仕組みを作ることで、スペースが狭くても作物を縦に並べて育てられます。スマート農業は、機械やデータを用いて行われる農業。水やりのタイミングや肥料の量などを、日々のデータから算出し、より作物に合った育て方ができるのです。そうした新しい技術を用いて農業を行うベンチャー系の農家も出てきています。

自営農業

個人事業主といって、個人で畑を持ち作物を育てて出荷する、いわゆるスタンダードな農家です。実家が農家でそれを継いだ場合も、こちらに分類されます。自分で作りたい作物を選んで行えるので自由度が高いのが魅力。しかし、自分で何もかもをこなさなくてはいけません。農業の方法も、自分で学んでいきます。また、作物が思うように収穫できずに売上が少ない場合はダイレクトに収入にも響いてきます。

企業の農業部門

農業以外をメインとする母体企業に就職して、農業をして働くというスタイルです。大手のレストランやコンビニチェーンなどが農地を借り、そのお店で売られる野菜や果物などを育てています。企業の農業部門では、そうした農地で農業をしたり、農業を活かした新しいビジネスモデルの開発をしたりといった仕事があります。

独立開業

一度は農業法人などに就職したのち、独立する方法です。また、都道府県が指定した研究機関で1年以上の研修を受けた45歳未満の方は、農林水産省から独立開業の際に給付金が受け取れます。受け取ったお金を使って、農地や機械を購入すれば初期投資額をおさえられます。

農業未経験でも農家で働ける?

まったくの農業未経験者でも農家で働けます。まずは、専門的な知識が少なくてもできる収穫や出荷などから始め、徐々に作物や畑のことを知っていけばよいのです。ただ、働きながら仕事を覚えていくのは大変です。働く先にもよりますが、自然を相手にしているため一筋縄ではいきません。臨機応変に対応しなければいけないので、畑や作物のことについて勉強する暇がないと予想されます。

そうなると、知識を持って就職した人と差も生まれてくるでしょう。そうならないためにも、できれば就職する前には一通りの基礎知識を身につけておくのがおすすめです。農家によっては、インターンシップを実施しています。現場での体験を重ねていけば、仕事の内容や作物の特徴などが掴めます。また、どんな作物を育てたいかの見極めにもなるでしょう。

農家で働くメリットややりがい

メリット:学校の授業では分からない現場感を知れる

農業をして働きたいと考えている方の中には、農業高校や専門の学校などで学んでいる方もいるでしょう。実際に校内の畑などで作物を育てている方もいるかもしれません。しかし、実際の農家の仕事は体験してみなくては分からないこともあります。農家にとって、作物は大切な収入源です。販売ルートや品種改良、ブランディングなど、「作物を育てる」以外のことも必要になります。そうした現場の考えや感覚は、働いてみて初めて気づく事柄も多いもの。インターンシップやアルバイトなどで、貴重な体験を積んでおくと将来に活かせるでしょう。

やりがい:「食べてもらえる」喜びがある

自分が作った野菜や果物などが、スーパーで売られる・飲食店で調理されることで、誰かにおいしいと言って食べてもらえるのはうれしいことです。野菜や果物などの作物が流通するには、安全性や規格などをクリアしていなくてはいけません。そうした市場の厳しい審査を通った作物だけが、誰かの食卓に並びます。試行錯誤しながら愛情たっぷりに育てた野菜や果物をおいしいと食べてもらえることが、農家にとってとても大きなやりがいです。

農家に向いている人

健康体である

畑なら、夏は太陽の下での作業になりますし、冬は雪の中で働きます。また、畑はもちろん土ですから舗装された道のように歩きやすくもありません。体力があって体を動かすことが好きな人にはピッタリです。

植物や動物、虫などが好き

野菜や果物などの植物や牛や豚といった家畜動物を育てていくので、植物や動物の成長を喜べるタイプの方は農家に向いています。また、自然を相手にするので益虫・害虫ともに相手にすることもあります。

些細な変化にも気づける

日々の中で葉や茎の変色など小さな変化を見つけられないと、場合によってはカビや細菌が感染する病気が広がる可能性があります。栄養不足や温度変化によっても、病気になることも。小さい変化を見逃さない繊細さが必要です。

試行錯誤していく過程を楽しめる

土づくりや品種改良などでは、コツコツとした努力の積み重ねと試行錯誤が必須です。すぐには、最適な土になる・望んだとおりの強さや味を持つ品種になるといった結果が出ない中、その過程を楽しめると農業も楽しくなるでしょう。

数値をもとにした考え方ができる

経験値や知識も大切なスキルですが、今後人手が減っていく中ではIoT(さまざまなモノがインターネットにつながる仕組み)機器を用いたスマート農業も広がっていくと考えられます。そんなときに役立つのが、収集したデータです。数値をもとにした考え方で、より適切な農業が行えます。

人とコミュニケーションをとるのが好き

特に農業法人へ就職する場合は、上司や同僚、部下とのコミュニケーションがかかせません。自営の農家でも、繁忙期にはアルバイトを雇うこともあります。そんなときにコミュニケーション力が必要です。また、作物を売り込む際には交渉が必要なので、コミュニケーション力が役立ちます。

農家に向いていない人

「田舎暮らし」「自然に囲まれた生活」の理想が高い

「農家=自由な田舎暮らし」ではありません。自然に囲まれている状態は、自然の驚異にもさらされるということ。暑さや寒さのほか、天災による農作物への被害もあります。理想を描くのは悪くはありません。しかし、現実的な視点も必要です。農業体験やインターンシップなどを通して、自分は本当に農業がしたいのか考えてみましょう。

1人で黙々と作業をしていたい

農家の仕事に対するイメージの1つに、「1人で仕事ができそう」といったものがあります。たしかに、作業をするときは任された仕事を1人でこなすこともありますが、同僚や上司、ほかの農家などと話したり情報交換したりする場面は少なくありません。また、困っていたら手を貸すなど、交流もあります。人とのかかわりを一切避けて仕事をするのは難しいでしょう。

作物などの変化に気づけない

作物や家畜の変化に気づけないと、病気の蔓延などにつながります。また、大雑把な管理では品質を保つのも困難。細やかな気遣いが必要です。

ここで、実際に農家として働いている、名古屋農業園芸・食テクノロジー専門学校卒業生の声を紹介します。

「カフェ経営をしながら農家としても働いています。学校では「カフェ・ビジネス科」で、カフェ経営を学びました。その後、実家の農家を継ぐ形で、今はカフェ経営と農家の二足のわらじです。片方の経験がもう片方に活かせることを実感しながら働いています。この学校で農業を学んで身につけて欲しいのは、食材の本質です。自分が農家をしていて思うのは、食材の旬にも種類があるということ。味が良い時期、収穫量が良い時期などさまざまです。時期に合わせて調理の仕方も変わってきます。そうした食材の本質を、ぜひ名古屋農業園芸・食テクノロジー専門学校で身に付けてくれたらと思っています」

農家を目指すなら名古屋医健スポーツ専門学校へ

将来は農家で働きたい学生さんにとって、どうすれば就職先が見つかるのか、知識をつけて就職したほうが良いのかは悩ましい問題です。そうした悩みを解決できるのが、名古屋医健スポーツ専門学校です。

名古屋医健スポーツ専門学校では、新規就農サポートも行っています。希望する立地で働きたい学生へのアドバイスのほか、農業をする際に利用できる助成金や給付金の説明会も実施。スムーズな就農への第一歩を支えます。さらに、販売ルートの開拓や経営計画など、実際に働き始めた後の相談窓口も用意。大切な農業の担い手である皆さんを、当校が前面バックアップし、農家になるサポートをしています。

名古屋医健スポーツ専門学校に興味を持ったら、是非資料請求オープンキャンパスに参加してみましょう。専門学校にはそれぞれの特徴があります。納得のいく進路選びをするためにも、積極的に足を運んでみてください。

農家を目指す学生さんは、ぜひ名古屋医健スポーツ専門学校で学んでみませんか。熱意を形にする楽しみを体感しましょう!

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